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2006年12月22日金曜日

Xubuntuは、無料のOS ubuntuの派生版

 Linuxには、REDHATなど、様々な種類があり、歴史も古いOSです。そんな中で、ubuntu(ウブンツ)は比較的新しい部類ですが、windowsユーザーにも親しみやすいインターフェイスで人気も上昇しています。まったく無料のOSで、パソコンの買い方にも革命を起こすものです。これまでは、パソコンにはOSが付いてくるのが普通で、パソコン本体のメーカーよりも、インストールされたOSのバージョンの方が、選ぶポイントになっていました。
 ubuntuはネットブックなどにも使える軽いOSで、windowsよりも高機能の部分もあります。windowsのofficeシリーズに代わるOpenOfficeなどもあり、「もうwindowsは要らない」と乗り換える人も増えています。
 しかし、windowsと縁を切るには、これまでの経験や資産を捨てなければなりません。そこまでの勇気は無いが、OSが新しくなるたびにパソコンを買い替えて、古くなったマシンが残っている人も多いのではないでしょうか。
 ネットワークが常識になり、ファイルの共有関係も整理して、そろそろサーバーが欲しいという人にお勧めなのが、ubuntuの派生版のXubuntuです。ubuntuは、windowsXpやVistaなどにも劣らないグラフィック能力や、動画などのマルチメディア環境も充実しています。しかし、単独で使うのでなく、ファイルサーバーなどに使うのであれば、より軽いXubuntuが便利なのです。多少世代の古いマシンでも、楽々動きます。
 Xbuntuは、ubuntuのグループで、他にはkubuntuやedubuntuなどがあります。その内試してみようとは思いますが、まずはXbuntuを極めたいと思っています。

 ubuntuとほぼ同じなのですが、解説書などが少なく、メニューの位置が異なったりするので、ここではXubuntuを紹介していきます。LINUXにはまったくの素人で、windowsユーザーにとっては外国旅行に等しい文化の違いに戸惑うことも多いのですが、個人的な試行錯誤が役に立つことも多いと思います。

windowsユーザーが戸惑う文化の違い
LINUXは、パソコンOSの元祖なので、windowsもLINUXをまねて作られています。しかし、より簡便な使用を目的に作られているので、ルーズな使い方にも対応してくれます。それに慣れてしまうと、LINUX系のOSでは戸惑うことも多いのです。そんなwindowsも、最近はLINUXに近づいているようで、LINUXを使うと新しいwindowsへの対応力も養われると思います。初心者が、特に気をつけたいものを挙げておきます。

1.大文字小文字の区別
 ファイル名やフォルダ名、パスワードなど、すべて大文字小文字は区別されます。フォルダを作成する場合など、大文字で作ったのに小文字と区別がつきにくく、アクセスできなくて困ったこともありました。パスワードやユーザー名なども同じです。アルファベットは、26文字でなく52文字あると考えた方が良いでしょう。

2.セキュリティの厳しさ
 ユーザーには、必ずパスワードが設定されるのは必須で、パスワードが無いとupdateやインストールもできません。ファイルやフォルダなども、誰が作成して、どのような処理(読み取り・書き込み)が許されているか、すべて属性で決められます。また、ユーザーよりも権限の高いrootという管理者が存在し、システムの変更などは、一時的にroot権限で入らないとできないものがあります。

3.コマンドライン
 windowsでは、マウス操作ですべて可能ですが、LINUXでは黒い画面で命令文字列(コマンドライン)を打って操作することも必要になります。root権限での操作は、殆どこれになります。少なくとも初期設定では、一度は操作しなければなりません。