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2015年8月22日土曜日

Windows10 Update 速報3

まだ本命のPCでの更新は、待たされています。どうも、32ビットwindows7(どちらかというと古い・安いPC)を優先して更新しているようです。windows8以降は、まだまだ先になるのでしょう。
仮のパソコンで、仮の体験しかできていませんが、windows10の影響は、windows7の環境でも起きています。互換性のための7での更新も、大量のものが月2回のペースで行われています。
●windows10の大きな変更点は、ショートカットの仕様にある
GoogleChromeのメニューから、「ショートカットの作成」が無くなりました。Chromeの一番の魅力的な機能は、アプリモードでページを表示するショートカットの作成でした。chromeでページを開き、メニューのその他のツールからショートカットの作成を実行すると、ページのショートカットが作成されます。これを開くと、chromeがアプリモードで起動され、あたかも専用アプリのように使えます。GmailやFacebookなど、ログイン状態のページが開き、chromeのメニューバーやアドレスバーがない、コンテンツだけの表示になります。これが便利で、win坊は他にもいろいろなページのショートカットを作って利用してきました。この機能が無くなったのです。
原因は、windows10のショートカットの仕様変更にありました。7時代に作ったショートカットは、一応互換性が残り10でも機能するのですが、7でも新しくショートカットを作ることはできません。幻のショートカットアイコンなので、無くさないようにしましょう。
●windows10は、悪評高いメニューの改定が中心
windowsでは、メニュー(プログラムを選択して起動させる)は、ショートカットの塊です。このショートカットをずらっとならべたものが「メニュー」でした。8になって、2つの環境が作られ、従来型のデスクトップ環境と、ウインドウがないアプリ環境の2つを持つOSになりました。それぞれの環境は、OSが異なるのと同じで、簡単に言うと、windowsとandroidの2つの環境を同時に使うようになったのです。これを、移動しながら使う分かりにくさと、2種類のソフトを選択するためのメニューが、android型の環境のスタートメニューから使う不便さが問題になったのです。タブレットでwindowsを使う人が増えず、やはりwindowsはPCで使われることが多いのです。そこで、中心をwindowsに戻し、デスクトップでアプリも動かせるようにしました。そのため、アプリをデスクトップから開けるメニューが必要になり、ショートカットの形式を変更させる必要があったのです。
●windows10のメニューは、4か所に増えた?
これまでは、プログラムを起動させるのは3つの場所から可能でした。
一番目は、デスクトップ上のショートカットアイコンをWクリックするもの
二番目は、スタートメニューの一覧をシングルクリックすること
三番目は、タスクバーに並べたものをシングルクリックすること
7までは、この3つは同じ規格のショートカットを使っていました。これが、8になってアプリの起動にはデスクトップのショートカットアイコンが使えなくなったのです。そこで、タスクバーの仕様を変えました。タスクバーには、アプリのショートカットも置けます。タスクバーには、アプリでもソフトでもどちらも起動できるアイコンを置けますが、デスクトップ上からはアプリは起動できません。両方のプログラムを起動できるメニューは、アプリ側のスタートメニューしかなく、この形式のメニューをデスクトップには置けませんでした。
windows8.1になって、デスクトップのタスクバーが、アプリ側に移動しても表示されるようになったのに気が付きましたか?これで、デスクトップ上のショートカットアイコンと、タスクバー上のアイコンの仕様が変わったのです。そこで、タスクバーを拡大したスタートメニューがデスクトップ環境でつかえるようにしたのが、windows10です。
windows10では、
スタートメニューの「すべてのアプリ」から選ぶ
スタートメニューの右のタイルアイコンから選ぶ
タスクバーのアイコンをクリックする
従来のデスクトップのショートカットアイコンをWクリックする
という4つの方法があります。従来の一番目は、一応残りますが、デスクトップにショートカットアイコンを置く方法は制限されています。スタートメニューが、従来型と8形式と合体され、2種類が使えるようになりました。4つありますが、デスクトップのショートカットアイコンは、恐らく廃止されるのでしょう。
図の左から、「すべてのアプリ」「スタートメニュー」「タスクバー」のプログラムのアイコン
スクリーンショット 2015-08-22 08.38.04
●新たに、デスクトップにショートカットが置けなくなった?

以前は、メニューやタスクバーのアイコンは、コピーやドラッグしてデスクトップにおけましたが、7でも更新されてショートカットアイコンをデスクトップにおけなくなりました。
スクリーンショット 2015-08-22 08.31.43
右クリックメニューにも、スタート画面(右の領域)・タスクバーへ置けなくなりました。コピー貼り付けすることも、「ピン留め」という新しい言葉が使われています。
ただ、既にデスクトップにあるものは、タスクバーにドラッグすれば「ピン留め」できます。
スクリーンショット 2015-08-22 08.59.59
タスクバーのアイコンは、表示が変わって起動していることを表せますが、古い形式を入れたものは、表示が変わらないだけでなく、複数表示されます。警告を表すのか、狐のマークが出ます。左は、純正のIEのアイコン、右はchromeのGmailページのアイコンです。なぜか狐が表れます。
スクリーンショット 2015-08-22 08.15.41
●結論は
7から大きく変わったことは、メニューだけで、互換性は十分で問題ありません。新しいwindowsアプリが使えるようになり、その分お得かもしれません。しかし、アプリの起動時間は結構長くなり、RAMメモリーも4GBは必要でしょう。ハードディスクに余裕があれば、インストールしても大丈夫です。深い使い方をしていなければ、7より新しい画面で、快適かもしれません。
●追加情報
最近インストールしたパソコンでは、Chromeの古いショートカットをタスクバーにピン止めして起動しても、狐は出てきませんでした。しかし、最初にインストールしたパソコンでは、相変わらず出てきます。

2015年8月15日土曜日

Windows10・アップデート 速報2

予約していた一台は8/3に、もう一台は8/5に「準備ができました」になり、8/5に更新を適用しました。その後、もう一台が更新可能になり、2度目の更新を適用しました。しかし、本命(windows8.1で更新予定)には未だお知らせが来ません。MSから、弁解のメールも届きました。確かに、この巨大更新を一斉にダウンロードされたら、インターネットがパンクするでしょう。「数週間かかる」というので、待つしかありません。どういう順になるのか分かりませんが。

予約できても、結局アップできない場合もある

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これは仕方ないですね。むしろ良心的でしょう。

起動・終了のスピードは

更新直後の感想では、「意外に遅くない」という印象でしたが、何回か起動・終了を繰り返すうちに、やはり遅くなったという感想を持ちました。起動時間は、7と比較すると1.5倍くらいになり、起動直後のソフトの起動は2倍くらい遅くなりました。一度起動した後は速いのですが、初回起動はだいぶ遅くなります。新しい時代のOSということで、RAMメモリーを多く使うのでしょう。このマシンは4GBが限度なので、限度いっぱいのメモリーでも不足気味です。

●終了メニューが分かり難い

8.1ユーザーなら、分かり難い終了メニューに慣れているので、さほど問題にならないかもしれません。右から出るチャームが無くなったのが分かりやすいと感じますが、7ユーザーは戸惑うでしょう。

w1o2 スタートメニューの電源からシャットダウンを選びます。

やはり、シャットダウンのショートカットを作るのが便利です。

ブラウザが2つあり、Chrome排除の意向が見られる

8.1にも、アプリのIEとソフトのIEがあり、これが同じデスクトップ上で開くとなると、2つある必要は無いと思えます。アプリのブラウザは「エッジ」と名前を変え、Googleクロム風になり、クロムを使わなくても良いようにしたのでは?Microsoftのクロム妨害は、クロムブラウザがシェア2位になったことで、目立つようになりました。windowsでの起動が遅くされたり、アプリケーションモードで動くクロムのショートカットが廃止されたりしています。windows10での、Chromeは特に動きが悪くなりました。もともとあったショートカットは保存されていますが、新規にショートカットはメニューからなくなり、作れなくなりました。多分、MSの意向でしょう。クロムを使う人は、ブラウザが3つあることになります。

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タスクバーには、縮小画面が出ますが、クロムは右端のような起動アイコンが出ています。

タスク一覧ボタンと、検索ウインドウ

見慣れないボタンがありますが、タスク一覧の機能があります。アンドロイド系のアプリは、ディスクではなくメモリーに常駐するもので、やはり起動しっぱなしでは負担が大きい、ということで、裏で起動しているアプリを一覧表示させ、不要なものを終了させるようになりました。windowsでは、早くからこの工夫はされていましたが、アプリとソフトが統合ということで、統合した一覧が見えるようにしました。しかし、windows10ではアプリも×で終了できるので、この機能は要らなかったのではと思います。

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この左にあるのが検索バーです。これは、新時代の「検索」を実現したものです。パソコン内・webどちらも高速に検索してくれます。Bigデータ時代なので、検索技術はどんどん進化しています。昔は、検索すると時間がかかるから、とためらいましたが、今はすぐ検索ですね。どうせなら、ここに音声入力機能を入れれば完璧だったと思います。昔からwindowsは音声入力が弱かったので、まだそこまで行かないのかもしれません。

インストールすべきかどうか

まだ結論は出せませんが、32ビットのwindows7では、動くけど入れない方が良い、ということでしょう。64ビットのwindows7でRAMを4GB以上増やせる場合は、8GBRAMにしてアップグレードした方が良いでしょう。windows8以降の場合は、更新の準備ができたものが無いので、何とも言えません。やはり、windows7を廃止するのが主目的なのか、という気がします。基本的には、windows8を使いやすくするものなので、8を使う気があれば10の方が良い、ということです。

2015年8月4日火曜日

Windows無料アップデート・速報1

Microsoftには申し訳ないが、壊れても良い非力なwindows7を実験台に使い、windows10更新を実施してみました。その第一印象(まだ1時間も使っていませんが)は、「これは良い!お勧めだ」という印象です。
更新は1時間かからずに終わり、ソフトはほぼそのまま使える!
これが一番心配でした。officeソフトなど認証が必要なソフトをインストールし直すのは大変です。また、3GBとされる大量の更新のダウンロードやインストールには膨大な時間がかかると思っていましたが、スタートして1時間程度で完了しました。
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この画面を見ると、次の手順は3ステップで、取り敢えず1だけでもやってみようと「続行」ボタンをクリックしましたが、実際はそのまま進み「アップグレード日時を選ぶ」などの余裕はなく進んでしまいました。ただ、これは途中で一回×で閉じたせいかもしれません。「10秒程度」とあるのに、くるくる回るサインが30分も続き、ディスクアクセスもなかったので一回止めました。その後もう一度この画面を出して続行したためかもしれませんが。その後は、止まることなく更新が実行されてしまいました。
途中で、アカウントの確認がありましたが、「簡単設定」を選び、単なるUSERでログインするパターンを選びました。アカウント設定は必須かと思いましたが、初期設定では不要です。そして、デスクトップが現れました。変わったのは、タスクバーだけで、ショートカットもファイルも消えたものはありません。試しに、ワードファイルを開いても、そのままソフトの認証も要求されず開きました。
アプリもスタートメニューに統合され、あの右端から出るチャームは無くなった
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左下の旗マークのボタンをクリックして、スタートメニューが出ます。メニューの右側はアプリのアイコンが並び、左は起動したソフト・アプリの履歴が残っています。さらに、下の「すべてのアプリ」をクリックすれば、履歴一覧の部分にメニューが並びます。ここは、アプリとソフトの区別は無くなっています。設定や電源もスタートメニューにあるので、もはや右からスライドするやっかいなチャームは、完全に不要になったのです。
アプリもソフトもデスクトップ上に開く
全画面起動が原則のアプリですが、デスクトップの上にウインドウとして開きます。ウィンドウボタンの×も同じように出るので、「裏で起動したまま」という状態が防げます。androidでも、×ボタンが出るようになり、本家のwindowsも堂々と×ボタンが使えます。アプリのウインドウは、windowsという複数起動可能ですし、サイズも変更できます。このとき、アプリ特有の縮小が生きています。
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図は、天気予報アプリとカレンダーアプリを開き、更にデスクトップのエクスプローラーのウインドウを重ねたものです。デスクトップソフトのウインドウは、これまで通りー□×の3つのボタンが出ますが、アプリにも同じように3つのボタンが付きました。アプリとソフトの統合、ということですが、アプリとソフトの違いが一般には分かりにくかったので、統合したという状況もわからなくなったと思います。アプリは、スマホやタブレット端末で使えるもので、パソコンでも使えるのですが、パソコンならアプリは要らないのでしょう。しかし、ガジェットが使えなくなったwindowsで、アプリを小さな画面でデスクトップに表示させておく使い方ができるようになりました。
アプリとソフトは両方必要なのか?
この問題が顕著に出るのが、インターネットエクスプローラーです。今までは、この2つのIEが状況によって選ばれて開くので、知らないうちにアプリの世界に移動してしまい、デスクトップに戻れなくなる、と言うことが起きていました。今度は、どっちにしてもデスクトップで表示されるので、混乱は無いのですが、分かりにくいですね。
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これは、IE11をデスクトップで最大化して開いた上に、アプリのIEを開いた状態です。タスクバーのアイコンも異なっていますが、実は名前も変えたようです。アプリ版のIEは、マイクロソフト・エッジ(ME?)と呼ぶようです。ここではプログラムを、デスクトップ用のソフトとタブレット用のアプリと、言葉を分けましたが、これも無くなりすべてを「アプリ」と呼ぶようです。
新しいスタートメニューは横開きから縦開きに、アルファベット順に
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どうせ使わないから、と廃止されたすべてのプログラムが、「すべてのアプリ」で一覧表示されるようになりました。これも、ユーザーの要望を実現したものです。ここに、ソフトもアプリも同様に並べるようになり、windows8のすべてのアプリ方式に、アルファベット順に並べるのと、windows7のプログラムフォルダも一緒に並べました。フォルダの中身が、下に展開する方式に変わりました。横にはアプリのアイコンが並ぶので仕方ないのかもしれませんが、ちょっと違和感もあります。
8.1の簡易スタートメニュー(旗ボタン右クリック)は残った
殆どの人は知らないか使わない、旗ボタン右クリックのメニューは残りました。コントロールパネルなどを表示するときにしか使わないのですが、せっかく8.1の目玉として変更されたので、残ったのでしょう。マニアにはうれしい仕様ですが。
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windows10は、windows8.2か
windows7・8・8.1と新しくなってきたが、今回が10というのは、8.1が9だったからです。従って、次の10は8.2でもあるのでしょう。これほどスムーズに7からOSが上書きでインストールできるというのは、7.1・7.2の次の7.3なのかもしれません。XpがSP1・SP2と更新されてきたのと同じかもしれません。
また、技術の進歩で、windowsが生きたまま手術でアップグレードできるのでしょう。心配した、極端に遅くなることや、互換性の消失はありません。これは、お勧めです。無料更新というレベルなので、確かに大幅な変更はないのでしょう。使い勝手が良くなる・デザインが新しくなるということで、十分魅力的です。
取りあえず、お勧めです。仕事で使うパソコンでなければ、迷わず更新しましょう。通常は、データが失われるなどの事故は起きないと思います。その前に、やっておくのは、windowsの更新をすべて適用させておくことです。更新が残っていると、windows10になる前に、通常の更新が始まり、混乱します。
windows7からの更新の場合、アプリの起動が遅いということがあるかもしれません。メモリーの使い方が異なるのでしょう。RAMは多い方が良いです。