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2013年5月10日金曜日

Surface使用記・その3

高級なケースを買いました
お気に入りのsurfaceなので、高級なジャケットを着せようと、高めのレザーケースを買いました。これを着せるまでは、外出させないように、注文の品を待ちました。
やっと到着したので、早速着せてみました。
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ちょっと分かりにくいですが、Surfaceの背中には、折りたたみ式のスタンドがありますが、これが使いにくい!簡単に開かないのです。そこで、このケースは背面も隠してしまうので、自前のスタンドがあって、これで立てるようになっています。カメラや、コネクタの部分は、穴が開いているので、装着したまま使えます。そういうつもりでこれを選びましたが・・
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失敗でした!Surfaceは、画面の余白(黒)部分にも大事な機能があり、ここをスライドする必要があるのです。このように隠してしまうと、余白をスライドできなくなってしまうのです。めくって、指を無理やり入れるか、わずかな隙間を触って引きずり出します。特に、左からのスライドは、開いているアプリを出して画面を切り替えたり、引きずり出したものを下にスライドアウトさせて、アプリの終了をしないといけません。というわけで、この高級皮ジャケットはボツ。安いTシャツスタイルのものを注文しなおしました。

Surfaceのクラウド機能
クラウドと言えば、「DropBox」です。Microsoft系のクラウドは、SkyDriveですが、あまり使いやすくはないので、メインでは使っていませんでした。Surfaceを使うにあたって、SkyDriveを使うことが多くなり、それなりに便利なのですが、パソコン版で若干問題があります。windowsにインストールして使う場合、SkyDriveの中身が、エクスプローラーのファイル一覧に追加され、これを使ってのファイル移動ができるのですが、このソフトがRTにはインストールできないのです。アプリ版のSkyDriveは、ブラウザで開くページと基本的には同じで、ファイル移動は、アップロード・ダウンロードのメニューから行わなければなりません。パソコン版のSkyDriveは、DropBoxと同じように、ファイルのドラッグで、移動やコピーができます。が、そのソフトはXpには対応していません!Xpで使う場合は、ブラウザ経由しか方法がないのです。Xpはもうすぐサポート終了の古いOSなので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、最新のRTも同様なのは困ります。
そこで、DropBoxのアプリを探したのですが、ありません。ところが、実際はあるのです。Surfaceのアプリショップではなく、Webで検索して見つけることができました。早速、インストールしましたが、SkyDriveのアプリよりも出来が悪く、結局DropBoxはWeb経由で使うことにしました。DropBoxのアプリも、今後改訂版が出るのを期待しようと思います。
アプリがなくても、Web経由で使えるものは多いので、やはりWindowsRT版のGoogleChromeが出て欲しいですね。標準のIE10も、いまいちです。
画像クラウドや動画クラウドも、Microsoft対Googleの争いは決着しておらず、BingのマップがGoogleマップよりも数年古いなど、appleがGoogleと縁を切ろうとして失敗したのに、MSも同じ轍を踏もうとしているのは残念です。

メールについて
Hotmailしか使えないと聞いていましたが、Gmailだけは使えます。これは、古くなったメールサーバー+POP/SMTP方式のメールでなく、クラウド型のメールと言う点で、GmailとHotmailは共通点があるのでしょう。Gmailが使えれば、GmailにプロバイダーのPOPメールを統合させれば、メールの問題はありません。同様なことが、OutLook.comでできるようですが、私はGmailを設定することで、すべてのメールをSurfaceに対応させました。

SNSとの相性
どういうわけかSkype・Twitterは相性が良いのですが、facebookとの相性が良くありません。ファイルを共有するメニューに、Twitterは出てきますが、facebookが出てきません。アプリの認証が間に合っていないようです。もしかしたら、ここにも戦争が存在するのかも。facebookはMacと仲が良いですからね。これも、アプリ経由でなく、ブラウザ経由で行けば問題ありませんが、やはりchromeが欲しい!

Surfaceに無いもの(nexsus7との比較)
GPSがありません。音声検索がありません。これらはnexsus7には入っています。タブレットには必須の機能だと思いますが、Surfaceはタブレットではないので、仕方ないのかも。その代わり、キィボードがありますから・・。しかし、比較すればするほど、nexsus7の良さを再認識させられます。surfaceも頑張って安くしていますが、この1/3の価格でこれだけのことができるとは、脅威です。

2013年5月5日日曜日

Surface RT 使用記 その2

RTは、Windows8ではなかった!
 当たり前と言えば当たり前なのですが、RTはやはりWindows8とは異なっていました。従来のWindowsは、X86とかX64などインテルのCPUのアーキテクチャーで動いていますし、Windows8も同じです。従って、これまでのwindowsソフトはOSのバージョンが異なっていても、大体動きます。しかし、RTのCPUはインテルを使っておらず、AMRというタブレットや携帯端末で使われるアーキテクチャーで作られ、SurfaceRTのデスクトップ画面はWOA(Windows ON ARM・ARMで動くウインドウズ)という技術で動いているのです。従って、Windowsと同じように見えていて、実はWindowsとは異なっていたのです。X86で動くソフトを、無理やりコピーして動かそうとすると、拒否されました。

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これは、Xp用のSpider.exe(スパイダーソリティア)を動かしてみたときの警告です。これは、windows8では動くのですが・・。やはり、OfficeもSurface用に作られたもので、windows8のOffice2013とは異なるものでした。

Windows8では分からなかった、SurfaceRTの使い方
 こういうレポートを作るときに、画面コピーを使います。windowsには、printscreenというキィがあるのですが、RTにはありません。調べたら、音量調整のマイナスと画面下の旗マーク?の同時押しでコピーできます。これは、androidと良く似ています。RTも、画面の外をタップしたりスライドしたりして、メニューを出します。通常のディスプレーで、マウスで操作するwindows8では、画面の外枠には何も無いので、マウスカーソルをぎりぎり端に持ってくる、という操作が必要でしたが、RTでは上下左右それぞれの画面の場外にメニューがあります。

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これは、メールアプリを起動した図ですが、右からはオプション設定メニューが、下からはコマンドメニューが出てきます。全画面のアプリでは、ツールバーのようなものがなく、操作が分かりませんでしたが、これで他のアプリも操作できます。それにしても、「終了」メニューは無いので、他のアプリへの切り替えは、画面左をスライドすると、起動しているアプリが縮小画面で出てきて、これを下の場外にスライドすると終了できます。しかし、アプリの終了はしなくても良いことになっていて、基本的には起動しっぱなしで構わないのだそうです。デスクトップでも、この操作はでき(デスクトップもアプリの一つ)、図は起動していたツイッターアプリを、画面分割で、エクセルを開いたデスクトップと2つ表示させてみた様子です。自由に分割比を決められませんが、2画面同時に表示できます。

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OfficeRTは、surface専用のOfficeだった
 Officeは2010までしか知らないので、2013と同じなのかもしれませんが、2010やそれ以前のOfficeとは別物でした。気になっていた、VBA(マクロ)やActiveXなどが使えるのかは、「使えない」というのが結論でした。「使える場合もあるが保障はできない」という返事でしたが、実際には開発タブを表示させても、マクロは存在しません。代わりに、XMLがあります。
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マクロ付きのエクセルファイルを開いても、「有効でないVBAやActiveXが一つ以上含まれます」と出てしまいました。ビルゲイツが生み出しこだわっていたVBAも、もはやこれまで、なのでしょう。残念ですが、2010でマクロの時代は終わったしまうのでしょう。

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このwindows形式のOfficeは、やはりマウス・キィボードが無いと操作はしにくいです。このようなオプション設定画面なども、違和感ないものなのですが、指での操作は難しいです。デスクトップモードでは、キィボードのタッチパッドをマウス代わりに使わないと、×ボタンもクリックできません。慣れればできるようになるのかも知れませんが・・。

バッテリーの持ちは
寝るときシャットダウンして、朝から夜まではサスペンドだけで終わらせる、という使い方で2日は使えます。スマホよりは、持つと言えるでしょう。このためのARMですから、当然なのでしょうが、ノートパソコンの比ではないことは事実です。ただ、充電器はUSB型にして欲しかったですね。USB端子では、電力供給が間に合わなかったのでしょうか?

2013年5月3日金曜日

Microsoft Surface RT 使用記

やはり、Proの発売は望めないので、日本版RTを購入しました。
殆ど1日しか使わない段階で、このレポートを書いています。
不満な点もありますが、結論から言うと、かなり満足しています。
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Macを意識した、紙製の簡素な包装の中に、高級感ある本体が収まっていました。キィボードは別売ですが、薄いtouchタイプと、ストロークが若干あるtypeタイプがありますが、使いやすそうなtype式を選びました。

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本体に含まれるのは、これまた簡素なマニュアルと保証書と、キィボードと同じマグネット式の端子を持つACアダプタのみです。

su05充電  先ずは充電してから・・と思い、マグネット式の端子を本体につけようとしたら、5つの端子が上下対称なので、どの向きにつけたらいいのか分かりません。あわてて、ネットで調べました。マニュアルには、図も無いのです。ネットに出ていた写真で向きは分かりましたが、図のように充電中を示すLEDが見当たらないのです。
 フォーラムに問い合わせると、すぐに解答がつきました。向きは、どちらでも良いこと、LEDは隠れていて、点灯しないと見えない構造になっていることが分かりました。かなりハイテクな構造です。あれこれやっているうちに、LEDが点灯して充電が始まりました。キィボードもそうですが、マグネット式のコネクターは、ぴっちりはまらないと繋がりません。中途半端な位置でも、磁力でくっついています。ぐらぐら動かしていると、自然にカチッとはまりますが。このACアダプタは、USB端子から充電できないので、携帯必須のものです。無くすと大変です。

セットアップ こういうタブレットは、あれこれ教えずに、初めての人にもセットアップできるようになっていますが、アカウントという個人登録が必要です。「お使いの、メールアドレスが使えます」と表示されましたが、「メールは、hotmailしか使えない」という情報があったので、昔とったhotmailのアドレスを登録しました。このアドレスで、Skydriveなどのアカウントもとっていたので、すんなり行きましたが、多分他のアドレスで登録しても、Microsoftアカウントの登録が必要になるのだとと思います。

Windows8との違い SurfaceRTは、タブレット用のOSで、windowsのようなデスクトップ環境も無いと思っていましたが、実際は限定的ですがデスクトップ環境もあります。ただ、従来のwindowsソフトをインストールすることはできません。RTでも、Office2013RTはこのデスクトップ環境で動くので、プレインストールになっているのでしょう。このデスクトップ環境には、IE10もインストールされていました。IE10は、タブレット環境にも入っていますが、まったく別物です。タブレット環境では、ウィンドウを複数開くことや、ウインドウサイズを変更することはできません。しかし、デスクトップ環境では、従来のwindowsと同じように、複数のウインドウを開いたり、ウインドウを「最大化・もとのサイズ・閉じる」などの操作が可能です。昔から使ってきた者にとってはこの方が使いやすいのです。

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この、壁紙とゴミ箱のあるデスクトップで、Officeシリーズのワード・エクセル・パワーポイント・ワンノートの他、ファイルエクスプローラーや、インターネットエクスプローラー10が使える他、ファイルの保存場所として使ったり、ショートカットを置いたりもできます。しかし、従来のwindowsのソフトはインストールできないのです。これができるのは、surfaceProですが、韓国・台湾・オーストラリアでは2013年5月に発売されましたが、日本では発売されません。SurfaceのOEM先に、日本のPCメーカーが入っていないことが原因なので、これは待っても無理でしょう。

RT用のアプリは 本当に情けなくなるくらい少ないです。アプリを作る側も、iPhone用・android用の他に、surface用まで作らなければならず、開発に余裕は無いのでしょう。それと、今回少し使い始めて分かったことは、surfaceは「子供用」ではない、ということでした。CMでは、子供がお絵かきアプリを使っているシーンがありましたが、surfaceはMicrosoftらしく、「分かる人が使うタブレット」を目指しているのです。タブレットであって、タブレットでない、というのがsurfaceです。アプリに付いては、今後の開発を待つしかないでしょう。デスクトップ環境で使えるソフトが、いろいろ隠れています。例えば、画像ファイルをWクリックすると、メニューには無いビューワーが起動しました。しかし、windows8にあるアクセサリーのツールは、殆どあります。

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これらは、windowsアクセサリとして、デスクトップで起動します。

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ペイント・メモ帳・電卓を起動した様子です。これなら、windows8と変わりません。しかし、ソフトのインストールはできないのです。今後もう少し操作してみますが、裏技がいろいろ残されていそうです。